共有不動産を売却するときの注意点

すべての持分権者を把握

共有不動産をスムーズに売却できない原因として多いのは、持分権者が誰なのか分からないケースです。
自分がそうであることは当然分かりますが、他の人について把握できていないケースは珍しくありません。
夫婦で保有しているようなシンプルな構成だけでなく、相続が絡んでかなり複雑な組み合わせになっていることも多いです。
正式な持分権者が不明なまま取引すると、後で大きな問題になりやすいので注意してください。

もし本当に売ってしまったら、人の資産を勝手に換金したことになってしまいます。
他の持分権者の存在を把握せずに行った場合も同様です。
したがって、そのようなリスクを避けるために正確に全員を知っておく必要があります。
自分が共有不動産の持分権者になった後、どのような変更が行われたのか理解していないケースも多いでしょう。
知っていると思い込んでいても、現状は大きく変わっている可能性もあります。
それゆえ、すべてを調べ直すすつもりで臨むことが重要です。

住宅ローンの残債をチェック

住宅ローンも最大限の警戒を要する注意点です。
もしそれが残っているなら、売却するタイミングですべてを返済しなければなりません。
そうできれば問題はありませんが、状況によっては自己資金を使う状況になってしまいます。
たとえば、共有不動産を売却して入る金額より住宅ローンのほうが多ければ、必然的に残りは自己資金から出さなければなりません。

本来であれば残債について把握しているはずですが、共有不動産になると話は別です。
自分の所有物という意識が希薄になりがちなので、残債についてもよく分からない状態になることがよくあります。
そのため、意気揚々と商談に臨んだ結果、最終的に収支がマイナスになって落ち込む人も多いです。
そういった失敗を防ぎたいなら、最初に住宅ローンの金額を正確に知っておくことが欠かせません。
税金の支払いにも関係してくるので、共有不動産の持分権者にも事情をヒアリングして、住宅ローンに有無や金額をチェックしておきましょう。

まとめ

共有不動産の売却自体はそれほど難しいわけではありません。
注意点さえ把握していれば、特に問題なく進められるケースが大半です。
しかし、行方不明の持分権者がいるなど、共有不動産に関する不安要素が出てくることも少なくありません。
そのような事態に陥ると売却にかなり時間がかかります。
したがって、今後売る予定の共有不動産があるなら、関連する情報を早めに調べておくと良いでしょう。
そうすると焦ることなく取引の席に臨めるようになります。

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